当院のダイエット外来

ダイエット外来イメージ

当院では、肥満に関する診療や生活習慣の見直し、栄養・食事指導を行い、一人ひとりに合わせた健康管理をサポートしています。
また、体組成計(Inbody 770)を活用し、筋肉量・脂肪量・内臓脂肪レベルなどを定期的にチェックすることで、変化を「見える化」し、継続的な改善につなげていきます。
健康を取り戻すことで、運動や旅行など、これまで控えていた活動もより自由に楽しめるようになります。治療ではまず食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を基本とし、糖尿病をお持ちの方には減量効果が期待できる糖尿病治療薬の併用を検討します。高度の肥満がある方で、医学的に必要と判断される場合は、抗肥満薬の導入や減量手術を取り扱っている関連医療機関へのご紹介も行っております。
生活習慣の改善だけでは効果が出にくい場合や、より積極的なサポートをご希望の方には、自費診療による薬物療法もご提案しています。
肥満でお悩みの方、健康に不安のある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

保険適用となる方

以下に当てはまる場合、ダイエット外来が保険適用となります。「私は保険適用になるのかな?」とお悩みの方も一度ご相談ください。

  • 高度肥満(BMIが35以上)の方
  • 肥満症(BMI 25以上)かつ生活習慣病を指摘されている方
  • 肥満症(BMI 25以上)かつ腰痛や月経異常、変形性膝関節炎などのある方

肥満症

皮下あるいは内臓に脂肪が過剰に蓄積しBMI(体重[kg]÷身長[m]²)が25以上で、かつ肥満に起因する健康障害(生活習慣病、運動器疾患、月経異常など)を合併しているものを肥満症としています。
ホルモン異常など別の病気が原因で生じた肥満である症候性肥満や、薬剤の影響で引き起こされた肥満であれば、原因に対する治療を優先して行います。それ以外は食事運動療法を中心に減量を行います。減量のペースは、はじめの3~6か月で3%の減量を行うことが推奨されています。肥満症(25≦BMI<35)では、1日の摂取カロリーは〔25kcal×目標体重〕、高度肥満(35≦BMI)では、〔20~25kcal×目標体重〕が推奨されています。極端なファスティングが行わず、摂取カロリー内でバランスよくエネルギーを摂取することが望ましいです。具体的には炭水化物50~65%、蛋白質13~20%、脂質20~30%の構成でエネルギーを摂取します。高齢者の場合は衰弱の進行を抑制するため、1日で目標体重あたり1.0gの蛋白質を摂取することが推奨されています。
当院では、体組成計(Inbody 770)を用いて筋肉量や体脂肪量を測定し、理想的な栄養バランスや運動のガイドを提示することが可能です。

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